言葉より行動で安心させてくれる関係です。表現は大きくなくても、必要な時にはそばにいて、した約束は必ず守ります。年齢が上であったり経済的な基盤を持つ相手である場合もあります。二人の関係を結婚や同居のような明確な形に結ぼうとする流れです。独り身なら、仕事でつながった場で縁が続きます。
ペンタクルキングカードの意味
正位置・逆位置の読み方
King of Pentacles · 小アルカナ · ペンタクルのキング
ペンタクルキングは、ぶどうのつるが絡んだ王座に座り、一方の手に金貨、もう一方の手に笏を持つカードで、正位置では長い年月かけて築いた財産と人々を、揺るぎなく責任を持って導く頼もしい立場を意味します。
| カード | ペンタクルのキング — 小アルカナ · ペンタクルのキング |
|---|---|
| スート | ペンタクル — 元素は土。現実と財 — 体と暮らし、手に取れるものを見ます。 |
| ランク | キング — 外に向けて立て、責任を担う、完成された気運です。 |
| 正位置のキーワード | 安定した富 · 経営 · 責任 |
| 逆位置のキーワード | 物質への執着 · 硬直 · 守るだけ |
ぶどうのつるの文様が覆う王座に王が座っています。肘掛けには牛の頭が彫られ、左手には大きな金貨、右手には笏を持っています。甲冑の上にまとったマントにはぶどうの粒が所狭しと刺繍され、背後には彼が自らの手で築いた城が立っています。
足元まで覆うつるは、この地位が一日でできたものではないことを物語っています。甲冑を着たまま座っているという点も注目すべき部分です。成すべきことは成したが、まだ守るべきものが残っている人の身構えです。だからこの王は、稼ぐ才覚よりも、稼いだものを運用し最後まで責任を持つ力として解釈されます。
正位置のペンタクルキング
判断に揺らぎのない時です。雰囲気や感情に引かれず、数字と条件に基づいて決め、その選択がたいてい当たります。長く身を置いてきた仕事で決定権を引き継いだり、大きな規模の契約を自ら引き受けるようになる流れも、このカードに当たります。
人物として見れば、自分の分野に根を下ろした人です。言葉を先立てず、実際の財産と経歴で示し、掲げた条件を破りません。使いぶりは大らかですが、誰にでもそうではないので信頼を得るまでに少し時間がかかります。こういう人物が現れたなら、学ぶべきことも一緒にやる理由も十分にあり、その縁はたいてい長く続きます。
逆位置のペンタクルキング
持っているものに、むしろ振り回されている状態です。守るものが増えるにつれ判断の基準が人から金額へと移り、損をしないための計算が関係より先に立ちます。失うかもしれないという不安が大きくなると、すでに手にしているものさえ楽しめず、いつも何かが足りないような気持ちで過ごすことになります。
うまくいっていた方法に固執して流れを逃すこともあります。新しい提案には目を通さず、下の人の意見には耳を閉ざし、すべての決定を一人で抱え込んで物事が遅れます。人物としては、権威を前に出して押さえつける人です。抱えているもののうち一つだけでも手放せば、固まっていた場が再び動き出します。
ペンタクルのキング 恋愛運
関係を条件だけで判断してしまいます。相手の経済事情や家柄を比べるのに気持ちの話が後回しになります。一方が決定を独り占めして相手の話を聞かず、対話が一方的な通告になることもあります。計算が間違っているわけではありませんが、今回だけは相手が何を望んでいるかを先に聞いてみてください。
ペンタクルのキング 金運
お金が自ら回る仕組みを組み立てられる時です。資産を増やしたり、仕事の規模を広げたり、お金の配置を新たに組み直すのに適しています。大きなお金を動かしても揺るぎなく、融資や投資の審査でも有利な条件を受けます。
貯め込むだけで使うことも増やすこともできません。失うのが怖くて機会を見送ったり、反対に慣れたやり方だけにこだわって損をします。財産が一か所に偏っているなら、この機会に分けておいてください。どれだけ持っているかより、そのお金が今どんな働きをしているかが問題です。
ペンタクルのキング 仕事運
責任ある立場に立つ時です。決定と結果を共に負う位置に立ち、それに見合う権限も与えられます。独立して事業を始めたり、昇進したり、大きな取引をまとめ上げるのに良い流れです。現場を知る人が上の席に座る形なので、組織が頼もしくなり、人々が信頼してついてきます。
上層部で決定が固く詰まっています。いつものやり方ばかりが通り、新しい試みには目も向けられないので、人々が疲れていきます。自分が決定権を持つ側なら、権限を握り込んでいるために仕事が一か所に集中している状態かもしれません。今月は判断を一つ、部下に任せて結果を見守ってみてください。
このカードが出た日にしてみること
今日は今管理しているものをすべて書き出した後、他の人に譲ってもいい項目一つに丸をつけてみてください。口座でも業務でも構いません。そして長く先延ばしにしてきた大きな決定が一つあるなら、その条件を数字で書いておいてください。この王は直感ではなく、根拠を手にしたときに力を発揮します。
人物として出たペンタクルキングはどんな人物でしょうか?
肩書きよりも、どれほど大きな責任を負っているかで見てください。自分の名前で何人もの家族を支えている人、一つの分野を長く守ってきた人、困難な時期をすでに一度越えてきた人がこのカードに当たります。話し方が無骨で保守的に見えても、一度信じた人は最後まで面倒を見ます。こういう相手を説得するには、感情に訴えるより、事前に準備した資料と守ってきた約束を見せるほうがはるかに早いです。