恋愛運では、気持ちが冷めたのではなく、余裕が底をついて互いを気にかけられない時期です。暮らしが苦しくてデートが減り、申し訳なさから先に連絡することも難しくなります。別れを経験した後なら、一人で耐える冬のような時間を意味することもあります。
ペンタクル5カードの意味
正位置・逆位置の読み方
Five of Pentacles · 小アルカナ · ペンタクルの5
ペンタクル5は、雪が舞う夜に明るく灯った聖堂の窓の下をすり抜けていく二人のカードで、正位置では現実的に何かが足りず、頼れる場所から遠ざかったような冷たい時間をしばらく耐えて過ごすことになるという意味です。
| カード | ペンタクルの5 — 小アルカナ · ペンタクルの5 |
|---|---|
| スート | ペンタクル — 元素は土。現実と財 — 体と暮らし、手に取れるものを見ます。 |
| ランク | 5 — 五 — ずれと争いが入り込む位置です。 |
| 正位置のキーワード | 欠乏 · 疎外 · 寒い時期 |
| 逆位置のキーワード | 回復 · 手を取り合うこと · 取り戻した居場所 |
ぼたん雪が降り注ぐ真っ暗な夜です。杖に身を預けた人と、靴も履かず薄いショール一枚だけをまとった人が、積もった雪をかき分けながら苦しそうに歩いています。その頭上には、ペンタクル五枚が刻まれたステンドグラスが明るく輝き、その内側には確かに暖かな灯りと人々がいます。
ところが二人とも窓のほうへ顔を上げません。入口がどこかも探さずに、そのまま通り過ぎてしまいます。このカードが貧しさだけでなく孤立までも共に扱う理由がここにあります。手を差し伸べる人がまったくいないからではなく、手がすぐそばにあるのに、まだ届いていない夜なのです。
正位置のペンタクル5
正位置のペンタクル5は、ぼかさずはっきりと告げます。お金が足りない、体を壊した、住む場所を失った現実をそのまま指し示します。仕事が途切れたのに毎月出ていくお金はそのままで残高が底に向かう時期、あるいは病気や事故でいつもの仕事を手放さざるを得なくなった時を指します。今の苦しさが気持ちの持ち方の問題ではなく、実際の事情だということを、このカードが先に分かってくれます。
孤独も一緒に訪れます。皆が暖かい室内にいて、自分だけが戸の外に立っているような気分が、このカードの中心です。そのせいで、自分の事情を知っている人にさえ言葉が出せなくなります。しかし窓の灯りは消えず、ずっと灯り続けています。この時間は終わりではなく通り道であり、抜け出す方法は、内側に向かって扉を叩いてみることにあります。
逆位置のペンタクル5
逆位置は、たいていこの長い夜が晴れていく流れとして読みます。止まっていた収入が再開し、長く患っていた箇所が治り、離れていた場所へ戻ることになります。劇的な逆転というよりは、体が先に気づく静かな回復に近いです。深く眠れるようになり、食欲が戻ることから変化が始まります。
誰かが手を差し伸べてくれる場面も、この位置から生まれます。先に様子を尋ねてくれる人が現れたり、自分が対象になる支援制度を遅ればせながら見つけたり、以前自分が助けた人に、今度は助けを求めることになります。ただ、長く外にいた人は、敷居を越えるのにも時間がかかります。助けを受けることに再び慣れていく過程までが、このカードが語る回復です。
ペンタクルの5 恋愛運
二人の間に再び温かさが戻ります。しばらく音信が途絶えていた人と連絡がつながったり、苦境を共に乗り越えた後、むしろ仲がより深くなります。何かをしてあげられる余裕がなくても、ただそばにいるだけで十分な時期です。事情が良くなったら会おうと、会うことを先延ばしにしないでください。
ペンタクルの5 金運
金運では、実際にお金が足りない時です。思いがけない出費が一度に重なったり、受け取るべきお金が遅れます。こういうときにいちばん注意すべきは、一人で解決しようとして条件の悪い急な借金に手を出すことです。申請できる支援と延ばせる納付をまず先に調べてみてください。
少しずつ息がつけるようになります。滞っていた代金が入金されたり、出ていくお金の一つが片付いて、計算が合ってきます。人の助けで苦境を越えたなら、返していく予定もこの機会に一緒に書いておいてください。再び寒波が来ても耐えさせてくれるのは、今少しずつ用意しておく非常用のお金です。
ペンタクルの5 仕事運
仕事運では、職を失ったか、あるいは席はあってもきちんと扱われていない状況です。同僚の中で自分だけ知らされていないような感覚もここに含まれます。辞表をいきなり出すより、今の状況をありのまま記録しておき、助けを求められる場所があるか先に探してみてください。
新しい仕事が見つかったり、元のチームに復帰することになります。短期の仕事でも、まず始めればそこから次の機会がつながります。休んでいる間に鈍った感覚はすぐに戻るので、最初から以前と同じ速さを出そうと急がなくても大丈夫です。
このカードが出た日にしてみること
今日は頼れる手を一つ、実際に探してみてください。身近な人に自分の事情を一文で打ち明けるのもいいですし、自分が対象になる支援制度を検索してみるのもいいです。絵の中の旅人たちが見逃したのは、助けそのものではなく、窓を一度見上げるという、ほんの小さな動きでした。
ペンタクル5を引いたのですが、事情はまた良くなるでしょうか?
このカードは通り道を描いています。二人の旅人も雪の上に座り込まず、歩みを続けています。しかし自然に良くなるのをただ待っているだけでは、この時間は長引きます。このカードが出たときに局面を変えるきっかけは、たいてい外から入ってきます。誰かが自分の事情を知った瞬間、あるいは申請書を一枚出したその日から、数字に変化が生まれます。