2029年の新年運勢 — 己酉年・酉年
2029年は己酉年、酉年です。天干の己(土)と地支の酉(金)が組み合わさる一年がどう流れるのか、十二支それぞれがどの位置に立つのかを一枚にまとめました。
| 2029年の年柱 | 己酉(きゆう) — 天干の己は土、地支の酉は金 |
|---|---|
| 今年の干支 | 酉年(とり年) — 地支は酉、五行は金 |
| 五行の構造 | 土生金 — 細かな土がすでに鍛えられた金を生じて押し上げる年 |
2029年は己酉年です。天干は己、地支は酉。己は五行の土、酉は金にあたり、上の土が下の金を生じて押し上げる土生金の年です。ただし同じ土生金でも、前の戊申年とは質が異なります。戊が山のように広い土だとすれば己は手に握れる細かな土であり、申がまだ鍛える前の金の塊だとすれば酉はすでに刃の立った金です。
酉は十二支の酉(とり)です。刃が立っているというのは、よく切れるという意味であると同時に、これ以上大きくはならないという意味でもあります。ですから2029年は大きく広げる年ではなく、選り分ける年に近いといえます。いま在るもののうち何を残し何を削るかが、一年の主題になります。増やそうとすれば骨が折れ、選ぼうとすれば滑らかに進む年です。
ただし同じ己酉年でも、十二支それぞれが立つ位置は異なります。酉金に押し上げられる支があり、酉金に抑えられる支があり、酉金と結んで金の一団(巳酉丑の金局)をなす支があります。そこで以下には十二支をひとつずつ分けて置きました。地支の関係は万年暦を基準にサーバーが取り出した値であり、読み解きはその値から出発します。
十二支で見る2029年・己酉年
子(ねずみ) — 水
子の五行は水です。己酉年の酉金は水を生じる位置にあたり、子は受け取る側に立ちます。ただし子と酉は破にも掛かります。入ってはくるものの、入ってくる過程で組み上げた枠が一度壊れる年という意味です。これまでのやり方がそのままでは続きません。新しい人が入れば役割を分け直し、新しい仕事が入れば順番を組み直すことになります。2029年の子は、計画を細かく詰めるより直しやすく組んでおくほうが賢明です。
丑(うし) — 土
丑の五行は土です。土は金を生じるので気が出ていく位置ですが、巳・酉・丑が集まって金局をなす三合の中に入っています。差し出しながら同時に場に乗る年です。積み上げてきたものが今年は外で使われ、その場で人が集まります。出ていくのは時間と体力、入ってくるのは位置と名前です。2029年の丑は仕事を減らす必要はありませんが、休む時間だけは先に取り分けておいてください。
寅(とら) — 木
寅の五行は木です。酉金が寅木を抑える金剋木の位置であり、寅と酉は怨嗔にも掛かります。正面からぶつかる冲と違い、怨嗔は理由のない気まずさが続く関係です。進まないわけではなく、進めても手元に残るものが毎度少し足りない年です。とくに自分を評価する立場の人と噛み合いにくくなります。2029年の寅は言葉で勝とうとせず、記録に残してください。やり取りを書き留める習慣ひとつが一年を守ってくれます。
卯(うさぎ) — 木
卯の五行は木です。己酉年は卯にとって揺れの最も大きい年です。酉金が卯木を抑えるうえ、卯と酉は正面からぶつかる六冲にあたります。立場が変わり、住む場所が変わり、長く握っていたものを手放します。冲は壊れる位置ではなく、乗り換える位置です。先に手を挙げれば選択になり、耐えるだけなら通告を受ける側になります。2029年の卯は移る先を前もって見ておくだけで一年の質が変わります。
辰(たつ) — 土
辰の五行は土です。金を生じる側なので気は出ていきますが、辰と酉は六合で結ばれます。互いに引き合って一対になる位置です。今年の辰には人がつき仕事がつきます。ただし合は良いだけのものではなく、縛られるという意味でもあります。一度引き受けると途中で抜けにくい場に入りやすくなります。2029年の辰は、入るときに出るときの条件まで併せて決めておいてください。
巳(へび) — 火
巳の五行は火です。火が金を抑える側なので力を使う位置ですが、同時に巳・酉・丑の三合に入り金の一団と同じ側になります。抑えながら味方でもある、妙な位置です。実際にはこういう形になります。巳が場を揺らし、その揺れた場が結局は巳のほうへ収まります。今年は言いたいことがあれば言ってかまいません。ただし揺らした後を引き受ける覚悟まで併せて持つ必要があります。2029年の巳の成否は、始まりではなく後始末で分かれます。
午(うま) — 火
午の五行は火です。火が金を抑える位置に立ちますが、合も冲も掛かりません。関係に頼らず力で進む年ということです。押せば進み、放せばそのまま止まります。人が引き上げてくれるのを待つのに良い年ではありませんから、やりたい事の順番を自分で決めて一つ目から手をつけるほうが賢明です。ただし酉金は刃の立った金で、ぶつかれば跡が残ります。2029年の午は仕事より言葉で損が出やすいので、急ぐときほど一拍おいて答えてください。
未(ひつじ) — 土
未の五行は土です。金を生じる側で気が出ていき、酉金とは合も冲も掛かりません。表向きは静かな年です。ですから未にとって2029年は、誰かが作ってくれる年ではなく自分で片づける年になります。大きく揺れない代わりに大きく押してもくれませんので、先延ばしにしてきたものを一つずつ閉じるのに向いています。使っていない契約、整理できていない関係、手をつけたまま止まった仕事。今年閉じた数がそのまま来年の余裕になります。
申(さる) — 金
申の五行は金です。己酉年の酉金と同じ五行で、力が並んで立ちます。すぐ前の年が申にとって自分の年でしたから、2029年はそのとき広げたものの結果が出る年です。同じ気が二つあると判断が固くなる代わりに強張りやすくなります。正しいと見たものを最後まで押す力は十分ですが、その力が人を押しのけるのに使われると何も残りません。2029年の申は決定を変えよという年ではなく、決定を説明することに時間をもっと使う年です。
酉(とり) — 金
酉の五行は金です。2029年は酉にとって自分の年です。ただし酉は、同じ字が重なったときに自刑となる四つのうちの一つです。自刑は外と争う位置ではなく、自分を締めつける位置です。誰も咎めていないのに独りで基準を上げ、その基準に自分が届かず疲れます。酉にとって2029年の最大の変数は外ではなく自己検閲です。完成度を少し下げて回数を増やす方向で一年を組めば、自刑の質はむしろ実力として残ります。
戌(いぬ) — 土
戌の五行は土です。金を生じる側で気が出ていきますが、酉と戌は六害にも掛かります。差し出したうえで心が傷つく位置です。助けた相手と気まずくなる事がよくあります。たいていは勘定をせずに先に動き、後からその勘定が違う形で返ってくることで起こります。2029年の戌は、始めるときに条件をはっきりさせることが関係を守る道になります。挨拶で終える場か、勘定を書き留める場かを、始めに一度だけ線引きしてください。
亥(いのしし) — 水
亥の五行は水です。酉金が水を生じるので受け取る位置にあたり、掛かる関係もありません。十二支のなかで2029年が最も穏やかに流れるほうです。受け取る年の落とし穴は一つだけです。楽なので何も選ばないことです。入ってくるものをすべて受けておくと、一年が過ぎて残るものがありません。2029年の亥は、今年のうちに一つは最後まで押して結果を出すと先に決めておいてください。押してくれる年に方向があれば遠くまで行けます。
2029年・己酉年 よくあるご質問
2029年は何の年ですか。
己酉年、酉年です。天干が己で五行の土、地支が酉で金にあたるため、土が金を生じる土生金の構造の年です。六十干支では2029年の一年が己酉にあたります。
2028年の戊申年と2029年の己酉年は同じ土生金ですが、何が違いますか。
字の質が違います。戊が広く広がった土だとすれば己は細かな土であり、申がまだ整えていない金だとすれば酉はすでに刃の立った金です。ですから戊申年が形を整える年だとすれば、己酉年は整えた形から削り、選り分ける年に近いといえます。
酉年生まれは自分の年なのに、自刑とは何ですか。
同じ地支が重なったとき、辰・午・酉・亥の四つは自刑になります。外とぶつかる冲と違い、自刑は自分を締めつける位置です。2029年の酉は他人が作る問題より自分で上げた基準のせいで疲れやすいので、完成度を少し下げて回数を増やすほうが向いています。
己酉年はいつから始まりますか。
新暦の1月1日ではなく立春(2月4日ごろ)からです。四柱推命は節気で年を分けるからです。ですから2029年1月に生まれた子の干支はまだ前の年の申であり、立春を過ぎて初めて酉になります。1月生まれ・2月初旬生まれの方は、誕生日が立春の前か後かをまずご確認ください。
酉年ということだけで2029年が読み切れますか。
そこまでは難しいところです。干支は八字のうち年の一字にすぎず、同じ酉年でも生まれた月・日・時が違えば己酉年の当たる位置が変わります。このページは一年の大きな流れを見る場としてお使いいただき、月ごとの動きは新年運勢12か月の読み解き、命式全体は四柱推命の読み解きでご覧ください。
2029年の運勢を見る
生年月日を入れていただければ、2029年(己酉年)の一年と十二か月をその場でお読みいたします。
このページの干支と地支の関係(合・冲・刑・害・破)は、万年暦を基準にサーバーが算出した確定値です。ただし干支ひとつで見る運勢は生まれた年の一字だけを見たものですから、生まれた月・日・時まで入れて見る読み解きとは質が異なる場合があります。